日本大学 文理学部 物理生命システム科学科

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斎藤 稔

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斎藤研究室近影私は1999年4月に本学に着任しました。着任前は民間の電機メーカーで、生体機能を工学的に応用した新規なデバイスを開発する研究、いわゆるバイオエレクトロニクスという分野の研究に従事していました。当時は将来的に脳の原理で働くコンピュータを創ることを目標にして、各電機メーカーがこぞってバイオエレクトロニクス研究を行っていました。
着任当初、私と卒業研究の学部4年生5名でスタートした当研究室も、現在は私と小山内裕美助手(当研究室二期生)、博士研究員2名、大学院生6名(博士後期課程2名、前期課程4名)、研究生3名、学部4年生7名という大所帯になりました。そして、バイオエレクトロニクスをキーワードとした研究に加え、脳神経系の情報処理機能の解明を目指した研究を、特に脳神経系を複雑な非線形システムと把える立場から行っています

 

 

研究内容

生物物理学とは、生物の機能を物理的に測定・解析して、そのメカニズムを解明しようとする分野です。当研究室では、特に哺乳動物の脳の海馬や軟体動物の神経系における記憶や学習のメカニズムを物理学の視点から解明することを試みています。また、バイオエレクトロニクスとは、その得られた知見をもとに生物の優れた機能を工学的に応用して、シリコンデバイスに代表される既存の素子にない新規な素子(バイオ素子)を開発しようとする分野です。この分野の究極の夢は脳型コンピュータ(バイオコンピュータ)を開発することにあります。
 
当研究室の具体的な研究テーマーは以下の通りです。
(1)匂いセンサと匂いセンシングロボットの開発(日本大学学術助成金総合研究,JST・A-STEP)
(2)耐久性小型バイオセンサの開発(文理学部自然科学研究所総合研究)
(3)脳・神経系(マウス脳海馬、軟体動物神経系)の記憶・学習機構の解明
(4)複雑系(例えば脳)に見られる現象の非線形解析